【空気清浄機2017】予算別おすすめ!シャープ・パナソニック・ダイキン比較
2017/05/16
空気清浄機が欲しいけど、正直違いが分からないとか、色々機能があっても実際どうなの?とか。
調べても分かりにくい、もしくは情報量が多すぎて何を見ていいのかさっぱり等、自分自身もかつて困った記憶があります。
そんなあなたに2017年現在の最新モデル、型落ちモデル含めて今出回っているラインナップの中から家電量販店勤めが店舗ではなかなか言えない、本当の空気清浄機のおすすめをまとめてみました!
目次
空気清浄機に加湿機能は必要?
まず選ぶ部分、それは加湿機能の有無です。
もちろんこれは環境によって必要かどうか分かれますが、もし他に加湿器を持っていないのであれば【加湿有り】が断然おすすめです。
主に冬場のことですが、湿度は低すぎると色々な悪影響が出てきます。例えば50%前後の湿度はインフルエンザ等の感染予防に効果があったり、単純に肌の乾燥を防いだり、あのイヤな静電気のバチッとくるのを防いでくれたり、様々な効果があります。
別に用意すると意外と邪魔な加湿器がくっついてると考えればお得ではないでしょうか?
実は意外とお値段も変わらない上、選択肢の広さを考えても特に理由がなければ加湿機能付きがおすすめです。
イオンの効果と空気清浄機について
最近はほぼ全ての機種についてますね、○○イオン。
各社その名前を整理しておくとこんな感じ。
シャープ → プラズマクラスター
パナソニック → ナノイー
ダイキン → アクティブプラズマイオン
その効果としては浮遊ウィルスを抑制したり、静電気を抑制したり、除菌消臭効果だったり、最近の高濃度のものに至っては花粉にすら効果があると謳われています。
メーカー(特にシャープ)の公式ページを見てたらプラズマクラスターさえあればなんでもできそうな気分にさえなってきます。
と言っても実際目に見えないもの、その効果を実感しにくいのも確かです。なんとなくプラズマクラスターすげぇ、って思う人もいれば逆に嫌いな方もいるでしょう。
よって、イオンについてはオマケ程度に考えておくのがオススメです、無いよりは良いよね程度。空気清浄機の中心はあくまで物理的にホコリ・花粉等微粒子を空気中から除去する能力です。
それでも臭いには確かに効果がありますので、場所を選べば有効に使えるものではあります。
空気清浄機が性能を発揮出来る畳数は?
空気清浄適用床面積(目安) | ~31畳(~51㎡) |
どの空気清浄機もカタログを読むとこんな記載があると思います。
ここまで広い部屋の方はそういらっしゃらないでしょう。うちならこれなら十分なサイズだね、と思われるかもしれません。
しかし実はこれ、実際のおすすめ使用畳数とはかなりかけ離れています。
じゃあ何のための目安なのよ?と思わなくもないですが。。。
実はこの適用床面積の目安は「30分以内に綺麗に出来る畳数」を書いているだけなんですね、これはどのメーカーも共通です。
しかしながら、一般的にお部屋の空気を快適に保つ為には「10分以内に部屋の空気が綺麗になること」とされてます。
ですので、大体の場合は
記載畳数のおよそ3分の1が実用上のおすすめ になります。
せめて1/2には収めましょう。
例:(適用床面積 ~31畳)と書いてあった場合、10畳程度までの使用がおすすめになります、15畳ぐらいまでにしたい。
加えて、加湿機能付きならそちらも忘れてはいけません。
加湿適用床面積(目安) | プレハブ洋室 ~18畳(~30㎡) | 木造和室 ~11畳(~18㎡) |
大体こんな表記になっています。プレハブ洋室とはなんぞ?と思われるかもしれませんが、壁紙が貼ってある普通の洋室といった認識で大丈夫です。
こちらは記載畳数を超えないように気をつけて下さい、じゃないと全然湿度が上がらなくて結局加湿器を買い足すハメに、といった悲劇も。
また、あくまで全力運転でこの加湿量なので、ギリギリだと常に運転音がやかましいとか、やっぱり湿度が上がらないといった問題もありえるので、余裕はもたせましょう。
といっても、上に書いたように記載空気清浄適用床面積の1/2~1/3を守っていればさほど気にしなくて大丈夫です。
ちなみに、空気清浄機は大きい分には全く問題ありません、実は同風量なら大きい方が基本静かですし良いことづくめです。(物理的なサイズ以外は)
逆に小さすぎると置いてる意味が怪しくなってくるので、この機種は何畳までなら快適に使えるといった見方をするといいですね。
コスパ最強おすすめの空気清浄機!
さて、では本題に入りおすすめ機種を挙げていきましょう。
ここでは分かりやすさ重視の為、特にコストパフォーマンスに優れた機種のみ紹介しています。
また、少し上でも申し上げた通り、単純な性能で言えばシンプルに大型のものが上ですので、大体の予算別に分けてみました。
ちなみに1つ小ネタとして、空気清浄機は全家電の中でもトップクラスに最新モデルと型落ち品(前のモデル)の価格差が激しいです。その反面技術的にはある程度完成された家電なので、性能に極端な差が出ないケースが多いです。
一言で言うと型落ち品はオトクです。
大体1年もすればお手頃な値段になって、2年もすれば逆に上がってくケースがほとんどなので、1つ前のモデルの値段は見ておいたほうが良いでしょう。
2万円以下、なるべく安いの!
といえば、こいつがオススメです。
シャープ加湿空気清浄機 KC-G50(前モデル:KC-F50)【8畳程度用】
※リアルタイムの値段とか更に詳しい事はもう少し下に貼ってあります。
まずは簡潔にこの機種についてですが、KCF50は1つ前の2015年発売のモデル、KCG50は2016年発売のモデルですね。
SHARPの一番の売れ筋ラインと言って良いでしょう、出回っている数が多いので非常にコスパが良いです。
実売2万を余裕で切る価格帯なのにフィルターは上位機種と同様HEPAフィルター&脱臭フィルター搭載でフィルター寿命が10年、同価格帯は大体フィルター寿命が5年なので優秀といえますね。
また、照度センサーも搭載されているので、部屋が暗くなると自動でディスプレイの明るさや運転音を抑えてくれます。
ただ残念ながら価格帯的に弱点もあり、まず1つが風量が弱め(加湿時3.4㎥/分)な事と、HEPAフィルター自体の弱点として経年利用によって目詰まりが発生、徐々に風量が落ちていくという事です。
その為、あまり広い部屋での利用だと設置している効果が非常に薄くなってしまいます。大体8畳程度が快適に使えるラインでしょう、12畳とかの部屋ならもう少し上の機種のほうがおすすめ。
おやすみセンサー搭載なども考えると、寝室などでのサブ的な用途が向いている機種と言えます。
ちなみにこの1つ下に1機種(KCG40)存在しますが、性能低いわランニングコスト高いわ実売価格差がないわで特に利点がないので、どうせならこの機種にしておきましょう。
最新モデルか前モデルかは単純に安い方で良いかと。
調べるボタンで現在の値段が見れます。
・最新モデル【2016年】
・前モデル【2015年】
3万円台、圧倒的コストパフォーマンス!
一番バランスの良い価格帯ですね、リビングでの利用など少し広めの部屋まで対応可能。
ダイキン加湿空気清浄機 MCK-70T(前モデル:MCK-70S)【15畳程度用】
現行のラインナップ全てを見て、性能だけならこれより上の機種はまだいくつかあります(各社最上位ぐらいですが)。ただ、一番コストパフォーマンス良いのはどれだろう?と聞かれたらこの機種と答えるでしょう。
まず空気清浄機に必要なことは何かというと、当たり前ですが集塵能力です。この機種は風量7.0㎥/分と同価格帯最強。
更にダイキンの特徴として加湿時も風量が落ちる事がありません。
また、特徴としてこの機種は「電気集塵方式」を用いている為、他社製品に比べて長年使った際の風量が落ちにくい特徴があります。
これは何かというと、フィルターの前段階で粒子を帯電させフィルターの繊維部分に多く吸着させる事で目詰まりを防ぐシステムです。経年によるフィルターの目詰まりを軽減してくれる為、長年使っても集塵能力が落ちにくいという嬉しい機能。
加えて優秀なのが、搭載されているストリーマ(内部用のイオン)で加湿水の細菌を抑制する事が出来るという事です。
広い空間にイオンを撒くのではなく、本体内部という狭い場所に高密度で撒くため効果は高いです。
どうしても加湿機能部分は手入れの手間がかかる部分だけに、この機能は非常にありがたい部分ですね。
特に奇をてらう事もなく、シンプルに高性能な空気清浄機と言えるでしょう。
リビング利用でも十分な風量がこの価格はやはり魅力。
調べるボタンで現在の値段が見れます。
・最新モデル
・前モデル
4万円台~、手入れが楽で花粉対策に!
ハイエンド~フラグシップ機種はやはりどれも優れていますが、その中でもおすすめはこちら。
パナソニック加湿空気清浄機 F-VXM70(前モデル:F-VXL70)【15畳程度用】
F-VXM90という更に大きい機種もあります。より大きな部屋ならそちらを。
さて、まず目にとまるのはそのデザインでしょうか、かっこいいです。しかもこれ前面下部が必要に応じて大きく開き、最も汚れが溜まる床上30cmの吸塵に効果を発揮するという高機能っぷり。
機能面での特徴ですが、パナソニックは特に気流制御にこだわりがあるメーカーで、センサーによって検知した汚れの種類や程度に応じて最適な気流を作り出す事が出来るようになっています。
例えばニオイがある時は上に風を吹き上げる事で下に落として吸着。
逆に花粉などの重い粒子は前方に強く吹き出してその気流で吸塵。
このように気流を使い分ける事で実際の風量以上に効果的に、効率的に吸塵することが出来るようになっています。
更に最新モデルでは「花粉撃退気流」がパワーアップしており、従来比1.5倍まで性能が引き上がっています。
花粉症で苦しむ方にとってはまさに最適といえる機種でしょう。
他にも「ひとセンサー」が搭載されており、人が動く事によって舞い上がるであろうホコリを先回りして吸引する、といったオンリーワンな機能も持っています。
併せて優れているのがそのメンテナンス性です。
加湿フィルターは一般的には硬かったり、ジャバラ状になっていたりとつけ置き洗いしか出来ないのが主ですが、これはなんと加湿フィルターの押し洗いが出来るようになっています、地味に見えますが結構便利です。
そのため手間のかかる加湿部分の手入れがとても楽になっています。
他にも給水タンクが側面からかんたんに取り出せるようになってたりなど、とことんまで手入れを楽にした機種ですね。
まず間違いの無い機種と言えます、強いて弱点を挙げるとすればHEPAフィルターの仕組み上目詰まりは避けられない問題ですが、風量が強いので下位機種ほどは問題にはならないでしょう。
花粉症の方には特におすすめ出来る機種ですね。
調べるボタンで現在の値段が見れます。
・最新モデル
・前モデル
おすすめの空気清浄機をこれ以上ないほど簡潔にまとめると
徹底的に値段を抑える! → KC-F50(シャープ)
性能が良くて、コストパフォーマンス最高! → MCK-70T(ダイキン)
とにかく高性能、デザインも良い! → F-VXM70(パナソニック)
こんな感じです。意図してませんでしたがメーカーが丁度バラけましたね。
とりあえずシンプルさ重視にしたので、だいぶ説明を省きましたが大体合ってる自信はあります。
どうせ買うなら損のないように、他メーカーや型落ち品など同価格帯で比較して後悔のないお買い物をしましょう。家電は付き合いが長くなりますし、なんとなーく分からないまま選ぶより愛着も出ますしね!
なお、この記事ではどういった理由でおすすめなのかとか、同価格の他機種と比べてどうなのかなど、省いた部分も多々あります。
この機種についてもっとくわしく!という方は下記記事で更に掘り下げてますので、続けてどうぞ!