【空気清浄機】シャープ製品の特徴、おすすめポイント!
2017/05/11
シャープ製空気清浄機全般の特徴を紹介しているページです。
シャープのフィルターは?
まず空気清浄機の命、フィルターについて。
シャープは集塵に「静電HEPAフィルター」、脱臭に「ガスもと~る脱臭フィルター」2枚、あとはホコリなどを防ぐプレフィルターの3枚構造になっています。
このHEPAフィルターというものは下記の性能を持つフィルターの事です。
「粒径0.3μmの粒子に対して99.97パーセント以上の捕集率」
(参考: 花粉は粒径約30μm、PM2.5はその名の通り粒径2.5μm以下)
フィルター自体の性能が高いので、基本性能は優秀です。
しかし反面、目が詰まりやすいという欠点も抱えています。
10年使えるフィルターという売り出しではありますが、使用していくにつれ目詰りを起こして、集塵力は落ちていきます。
最初の50%まで風量が落ちた時が、いわゆるフィルターの寿命ですね。
これを少しでも改善する為か、そのフィルター配置に1つ工夫がされています。
一般的なフィルター配置順は
プレフィルター → 集塵フィルター → 脱臭フィルター
粒子の大きいもの → 小さいもの、の順番ですね。
しかしシャープでは
プレフィルター → 脱臭フィルター → 集塵フィルター
と、脱臭フィルターが先にきます。
つまり、手入れが出来るフィルターを先に持ってくる事で少しでもHEPAフィルターを長持ちさせようという考えになるんでしょうか。
これはシャープ独自の配置です。
どちらが良いとかではなく、いわば手入れの手間と寿命のトレードオフですかね。
シャープといえばプラズマクラスター
シャープといえばコレといっても過言ではないほどに有名なものです。
一時期プラズマクラスター掃除機の広告で景品表示法違反など、効果嘘じゃねーか!みたいに盛り上がりましたが、あれは掃除機性能のカタログ表記に問題があっただけで、プラズマクラスター自体が嘘だった訳ではないのでご安心下さい。
もちろん、その中身は直接的に吸塵に関わるものではありませんので、花粉やPM2.5などにはほぼ効果はありません。
しかし、イオンの特性として静電気を除去する効果がある為、部屋の壁などに付着したホコリを吸いやすくする効果はありますので、全くの役立たずではないです。
他には除菌も謳われていますがそこは期待しないほうが良いかと、必要ならば普通にアルコールなりでちゃんと除菌しましょう。
一番の効果は脱臭だと思います。これは比較的はっきりと分かる程度には効果が出る部分です。
ソファーやカーテンなどの気になる部分に向けて噴射するプラズマクラスターパワフルショットなどもついているので、お部屋のニオイがきになる方はシャープは有力な候補に上がってくるかと。
お手入れの手間
手入れについては各社工夫が凝らされています。
その中でシャープは日常の掃除に組み込んで、さっと掃除出来るというところを押し出していますね。
画像のように、カバーを外さずそのまま掃除機で吸える構造になっています。
これは背面吸気にこだわっているシャープだからこそ出来る作りですね。
また、その際に本体の向き回転がし易いよう自在キャスターと固定ストッパーがついてるので、移動はラクラクです。
加湿部分の構造は、プラスチック繊維の「じゃばら」で作られているフィルター(画像の青い部分)に水を吸い上げる仕組みになっています。
加湿フィルターは汚れるので、定期的に水洗いをする必要があるのですが、シャープの「じゃばら」は他社と違い押し洗いが出来ず、すすぎ洗いしかする事が出来ません。
そのため、ニオイが残る事がどうしても多い作りになっています、これはマイナス点ですね。
一応その緩和の為か、加湿未使用時は加湿フィルターが自動で水から離れるような機能がついています、頻繁につけたり消したりする場合は有効でしょうか。
シャープ機の特徴としては掃除の頻度自体を下げるような工夫はあまりされていないので、日常の中で定期的な掃除が苦ではない方向けです。
全体的にまとめてみると
安定のプラズマクラスター
まぁ、やはり1にも2にもシャープといったらコレでしょう。
部屋に漂っているニオイにはかなり効果的です。
いっぱい売れてる
別にそれ自体が良い悪いではないのですが、一部機種はかなり売れてます。
つまり流通数が多いという事は、安く手に入れやすいという事でもあります。
逆にデメリットは
風量や集塵性能ではダイキンに劣ります。
手入れの楽さではパナソニックに劣ります。
一部機種の値段の安さと、プラズマクラスター以外は残念ながらあまり特徴がないメーカーとも言えます。
最後に、低価格帯はコストパフォーマンスに優れています、間違いなく優秀です。
しかし中価格帯以上のモデルを探しているなら、本当に自分はシャープが良いのかしっかりと考えたほうが良いです。
1にも2にもプラズマクラスターが必要、という方ならばアリだとは思いますが、果たして、、、?
いかがでしたか?
ここでのまとめた特徴を踏まえて、型番別のレビューは以下になります。